Apple Watchを手にして一ヶ月がたちました
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 コロナ感染が危惧される中、満員電車でiPhoneを開いてメールやニュースを見るのに、
マスクを外すか、多くの目の前でパスワードを入力するか..にどうしてもそれぞれ、抵抗があったので、
先月初めのディスカウント期間を利用してapple watchを買いました。
 この秋に出るといわれるモデルのリーク画像が既に出回っていて、あまり好きになれそうもなかったので、
現行のモデルを安い時期に入手した次第です。動機はその1点だけ。
しかし、使ってみるとかなり便利なことが幾つもみえてきました。

 もともとApple Watchというと、「まあきっと一生買うことないなあ..」といつも言っていたのです。
毎年のように製品が新しいものに更新されてくるのに、数万円のお値段。
機能的にはずっと同じものが使えるというものの、システムのバージョンアップによっていずれは使えなくなる...
数年の寿命か..と思われる不経済。また、最初のころのモデルはバッテリーが一日持たないので、
とてもストレスが溜まるというレポートもありました。かたやGPSで現地時間を確実に自動更新し、
カレンダーも永年調整不要、そして太陽電池でエネルギーの追加も十年したことがない
チタンコーティングの国産腕時計が既にある...ということを考えると、
買うことないなあというのもまんざら間違いではありません。
コロナ禍がなければきっと買うことはなかったでしょう。
1つ前のモデルから、一日間、確実にバッテリーの充電がもつようになったことも大きな条件でした。

 ただ、使って見ると便利なことは間違いない。これを知っていれば早くに買っていただろう
という幾つかの見逃せない利点がありました。それについてメモしておきたいと思います。

 まず一つは、平凡ではありますが、「通知」が確実になること。スマホには、電話の着信、
メールの受信、色々なアプリからの直接のお知らせ..が届きます。買った当初の設定では
apple watchにもドンドン通知が届きます。それを設定でまず、極力間引く。その上で、日々受け取るときに、
今すぐ通知を知りたいものと、apple watchであらためて確認したら通知が来ていてそれを見てみるものと、
通知はiPhoneかパソコンで後々ザッと見ればいいものの三つに分けて、
最後のものはバッサリapple watchの設定で受け取り解除。次のものは受け取ったときに、
これは「後回しにする種類」と設定すると、次からは届いたときに即、通知することはなくなります。
電話の着信に気がつかない..ということもまずありません。
apple watchは通知音を切っているのが常態ですが、バイブで知らせてくれるようにしておけば、
即、電話が確認できて、apple watchで受けることも、iPhoneを取り出すことも確実になります。
これはとても便利。

 次に便利なのはSiri君と仲良くなれること。Siriはご存じのようにAI機能の音声アシスタントなのですが、
ポケットに入れているiPhoneでは、あまり使いません。これがapple watchだと、
手を傾けて時計を見てしゃべる、あるいは竜頭の部分を押してしゃべれば、
apple watchに色々なことを記録してくれたり、ネットで調べたことをすぐその場で報告してくれたりします。
一番よく使うのはリマインダーの記録入力。Siri君に「○○○をリマインドして」とすれば、リストに加えてくれて、
「○○○を日曜日の11時にリマインドして」と言うと、日時付きでリマインドして、
その時が来れば通知してくれます。「リマインドには何がある?」と聞くと、
ちゃんと未着手のリマインドリリストを表示してくれます。歩いているときも、
家事しているときもちゃんと記録してくれるとても便利。もちろん、Siri君に計算させたり、
「30秒」とだけ言うとタイマーしてくれたり、調べ物をさせたりするのも簡単にできます。
身近にある時計だから便利ということが身にしみます。

 そういう意味では、運動しているときも身近な時計なので便利。
ウオーキングしているときにインターバルで速度を速めたり遅くしたりしますが、
そういうときにインターバルタイマーになるSecondsというアプリを使うと、
運動の色々なバリエーションが簡単に管理できます。
動きを変化させるタイミングをバイブで教えてくれたり、小さな音で知らせてくれたり。
身近にあるから、apple watchですぐに起動させるのがとても効率的。
ウオーキングでは、道筋を確認するときにappleの「マップ」の表示をさせたり、
ひょっとして交通機関に乗るとなると次の電車の時刻を確認するといったこともアプリでできたりします。

 体にずっとつけている時計..という意味では別の効能もあります。
皆さんは睡眠時間中に普通は時計をつけないかもしれませんが、
私は夜中に目が醒めたとき、あと何分寝ていられるか確認するため、
闇夜に見やすいデジタル時計をつけていたり、家人を起こさず一人起きるために
バイブの目覚まし時計付きの腕時計をつけていたりしましたが、
apple watchはこの条件をすべて満たします。その上で、Autosleepというアプリを使うと、
睡眠時間とその熟度、その時間中の心肺や酸素濃度の概略を測定して
グラフ化してデータとして日々保存してくれる上に、この時間帯の眠りの浅いときにバイブでちょこちょこと
軽く(これも2段階で選べます)起こして..というようなことまでしてくれます。
もちろん、ばっちり定刻になったら起こすモードもあります。
 また、起きているときにも標準アプリで、机の前に座り続けると、
「ちょっと立ち上がって動きなさい」というサジェスチョンを出してくれて、
最終的には、座り続けていたか? ちゃんと運動らしい運動をしたか?
 こまめに一日活動したか? 3つの観点から、それぞれノルマ達成を確認してくれます。
これも結構楽しい。個人的には心拍数を一日確認するのが面白いのではまっていて、
これを折れ線グラフで時計に表示するアプリをいつも起動させています。
また、どこへ今日出かけて、どこを歩いたのか..を記録していて見せてくれるアプリや、
自分が気になる場所、たとえば面白そうなお店がこんなところにある、
と思ったところを地点で記録してくれるアプリなども日常にあると便利です。

 色々と便利なのですが、最後に一番、このご時世に便利と思った機能を紹介します。
それはapple watchでクレジットカードやSuica(私は関西在住なのでICOCA風に使いますが)を使うの機能。
不用心にお財布をポケットから出したりせずに支払い。ある意味では不衛生な小銭を触る機会を減らすことも
簡単にできます。ほとんどのお店ではクレジットカードを電子マネー風に使えますが、
これを腕時計をタッチするだけですますことができる。電車に乗るのに、
腕時計をタッチすれば切符を買わずとも改札を通って利用できる。
自動改札のためには右手にapple watchをつけた方が楽なのが、ちょっと違和感ある人もいるとは思いますが。
都会生活ではとても便利です。ローソン等ではポイントカード提示と支払をapple watchワンタッチで済ますことが出来ます。

 結局、仕事のときには両腕に腕時計をしていて、カジュアルなときにはapple watchだけしている
というとてつもなく変則なファッションになりました。
時計以外の位置にこの機能がうまく納まれば良いのですが...また、そのうちレポートの続編をします。



 

by ktokuri | 2021-06-08 14:28
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