あの災害からはや10年
 皆が覚えているあの日から10年が過ぎた。あのとき揺れる中で私は何を考えていたのだろう。周りで何十人も亡くなる中、瓦礫を掘り返し生き埋めの人を探し、火の中見知らぬ子供の手を引いて逃がしたあのときからもう長い年月が経つ。避難所で救急車まで病人を運び、亡くなった人の荷物を親族に渡し、逝った人の分もいつかきっとすばらしい街に...と思ったあの気持ちは今も私の中にあるのだろうか。
 新しい街が出来て、美しい街になって、その中で何も知らない若い人たちが自由で伸びやかに暮らしていく。それでいい、それが良い...そう想いながらも、生き延びた人間として辛い記憶に真っ正面から向かっていきたい。10年経てば忘れるけじめ。他の土地の人にはそう言っているけど、多くの神戸に住む人がそうであるように、私にとってもこの1月17日は歳を重ねていくたびに想いのある日になる。
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 神戸でも、あの時、最も被害の大きかった地域での公園開きセレモニー。
 子供たちの歓声が亡くなった人たちへの一番の慰めではないだろうか(Canon G3)
# by ktokuri | 2005-01-17 05:46 | 想い