【元町】 イグレック・ベガ (フランス料理)
 昨日はyukarin さんのご招待で、「グルメディア神戸」さんが主催するファンタジスタ倶楽部のお食事会に行かせてもらいました。
 場所は元町のイグレック・ベガです。フランス料理。
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 夜の元町駅に降りるのは久しぶりかな。いつもここには三宮から歩いてきますから。
お店はもっと南、元町通りの入口の角です。このあたりではありません。

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 きっちりとそろったクリストフのテーブルセット。開演前のコンサートのような。
さて、メニューですが、たどたどしい感想の下にご紹介します。
変に詳しいのは、メニューを持ち帰ったからです。

食前のお楽しみ   肉と魚のオードブル
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 白身のお魚は食前のシャンペンにはベストフィットでした。少しワイルドな風味のお肉は赤ワイン向きかな。美味しいコースの前奏曲として楽しめました。

 北海道産タラバ蟹とホタテ貝を丸ごとトマト詰め
爽やかトマトゼリーとアボガドのクーリソース、トマトのクロッカンを添えて
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 さすがに爽やかな味です。トマトというと夏野菜の定番で、「トマト詰め」はよくみるのですが、
タラバ蟹とホタテ貝があまり強くアピールしすぎずに、静かに口に広がるのが上品です。
 残念ながら私のお皿のトマトの薄切りは「クロッカン」とはいかず、自立してなかったので倒れてしまってました。お向かいの方のお皿を撮らせてもらいました。影が気になりますか?

長崎産車エビとしらさ海老 
身は軽く火を入れ頭はパリパリ クリスティアンにピーツのピューレとソースクリスタッセ
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 これは食感のというか歯ごたえを楽しむ料理ですね。柔らかいところから、カリカリまで一つのお皿で楽しめます。贅沢。

ローズマリーの香りをつけた的鯛の低温ヴァプール
エピス風味の秋茄子のビューレとエシャロットのコンフィを添えて 
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 秋茄子がいいソースになったような、妙にハモルんですよ、鯛と。そこが美味しい。
鯛は色々な味をうまく取り入れるコンダクターみたいなものだと勝手に納得。

フランス産鴨胸肉のポアレ 
皮目パリッ!と身はジューシーに。無花果の赤ワイン煮と軽くプレゼしたロメインレタスとご一緒に 蜂蜜風味のジュ・ソース 
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いただいた赤ワインに似合うお皿でした。蒸し方というか火の加減が流石ですね。レタスにいたるまで... 無花果と鴨の組み合わせはとても好きなんです。
先ほどのハーモニーとは違って、輪郭線のキリリとした味が印象的です。

巨峰のソテーと白ブドウとラムレーズンの取り合わせ
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 デザートというと、やはり外見も大事です。かわいらしいデザインで席を賑やかにしてました。
 ブドウのデュエットが伴奏で、ラムレーズンが歌うという感じかな。今までの料理の流れのトーンを引き締めてフィニッシュでした。

コーヒー
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 エスプレッソ風味で美味しくいただきました。強いデザートの後にはこの強さがないと...

 スタッフを入れますと百人近い?盛大の会で、それも若い人がほとんどで、ちょっと面食らいましたけど、参加の皆さんも暖かい感じで、十分にくつろげました。
 主催者の方から丁寧なご挨拶、それに皆さんへのご紹介までいただき恐縮しました。



 難しいことは別にして、この集まりで熱く語られた「子供の食育より、まず大人の食育」というポリシーに賛成です。
美味しいものを美味しいと感じることができない、コンビニやインスタントの食品で育った日本人が増えています。美味しいものを食べる感性がわからない、体にいいものが心を慈しむ道理がわからない。おかげで本当の心のこもった「美味しい」がわからないお客さんを集めるお店、たとえば「創作料理」と称する得体の知れない、インテリアばかりお金使って派手なレストラン?、目先が古くなれば、お店の名前変えて、店の雰囲気変えて、の商売が増えています。それが、美味しい、良心的なお店を駆逐しています。美味しい素材にお金をかけなくても工場で作られたものを温めて、並べ直して売るお店が流行るのなら、真面目に「食」について考えるお店はどれだけ残るのでしょう。それを提供する農家も、水産業も潰れてしまいます。何が美味しいものなのか自分ではわからない。美味しいものは鞄や時計のようにブランドで食べればいい..という安易な行き方が日本の食文化を潰すのではないかという危機感をもちます。
 経済構造が変化し、がむしゃらに働くことで全てが解決するとは限らない時代に、日本はこれからはスローライフ、イタリアを見習って、ハイセンスで、豊かな物作りをしていくのが生きる道と言われますが、こんな環境で、そんな日本人が育つのでしょうか。
 ただでさえ、今の人は二極化構造。真面目な人は本当に真面目、真剣にそういうことを考える。一方では安きに流され、暮らしよい日本の社会の中で倫理や社会に縛られるのを嫌い、他人の好意が良い世の中を作ってくれるうちはそれに頼る、そんな人も年齢を問わず増えている気がします。
 本物を探して、観る眼、自分を確固として持つスタンスが必要な時代という気がします。
そんな中で、皆の情報を参考に自分の眼や足で参加するグルメ活動、いいんじゃないかな。
私には社会的な立場もあって、もともと神戸の応援団ですが、それを超えても「神戸」の食を宣伝する手伝いもしていきたい気持ちもありますし。あくまで、マイペースですけど。
結局、難しいことを饒舌に書きましたか...
 


 ということで、皆さんと楽しいお話もできて、十分に楽しめました。yukarin さんありがとうございました。とてもアクティブな方でもう少しおてんばのお嬢さんかと思ったら(失礼)、しっとりと女性らしい方だったので、ちょっと驚いてしまいました。失礼しました。このご招待はどこかでお返ししないとね。

イグレック・ベガ神戸市中央区元町通1-7-1 VEGAビル6F
078-334-1909
11:30~14:30(L.O.) ランチ
14:30~17:00
17:30~21:30(L.O.) ディナー
無休
by ktokuri | 2006-09-18 09:32 | グルメ
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