われわれは何処から来たのか、われわれは何者か、われわれは何処にいくのか
タイトルはボストン美術館所蔵のゴーギャンの傑作からお借りしました。
c0039413_1019547.jpg

 今年は友人に不幸が続きました。2週間前の月曜日、夏の疲れをとるために休みをとって楽しく、くつろいだ時間の後、家に帰ると留守電話に友の訃報。驚くと同時にやはり...という想いもありました。ずっと制癌剤をとり続け、もう数年になるのでしょうか。最初は自覚症状があっても検査では出てこない、そんな状態が続いていたようですが、病院を転々として、やっと状況が把握されて闘病生活を続けていました。そんな中、いつ会ってもほがらかに振る舞っていた彼だけに、ちょっと想いは複雑です。

 昨日は、予定していたスケジュールがキャンセルになったので急に時間があいて、その友人のところにお参りに行ってきました(この表現は仏教的すぎるかな..)。お通夜にも葬儀にも出られませんでしたので...
 私よりわずかに年上で、五十歳にもならない若さで亡くなったのはとても残念です。

 私には友人、知人が多くいますが、もともと自分のことはあまり深く話しません。相談もしません。親兄弟には、ましてや...という感じです。誠実に接して、嘘はまず、つかずに話をしますが、踏み込んで欲しくないことには、はっきりそう言って一線はひいてしまいます。
 でも亡くなって自然に帰った友人には色々と、勝手ながら心の中で相談します。昨日もそんな感じ..今、迷っていること、悩んでいること...生きているうちには話せなかったことを、心の中で彼に話して帰ってきました。
 
 私は、宗教観もあるのでしょう。自分の人生で残されている時間は「生かされている時間」と思ってます。その機会を与えられているなら、つまらないことを考えず、思い出さずに、できるだけ楽しく、自分の想いが人の迷惑にならない範囲で、良き出会い(これは必ずや悲しい別れで精算されるものでしょうけども..人生が無限でない以上..)や楽しみの時間を設計したらいいと思います。
 迷うこと、不安なことはもちろんありますが、持てる者だからこそ失うのが怖い、今、持っているだけで幸せなことなんだ...と思うことにしたいと感じます。

 まあ、そんな偉そうなこと書いてますが、実はいつも自分の中ではグダグダ..亡くなった彼の前もまだ見栄を気にしていたのかもしれませんね。

 (写真は記事内容とは関係ありません Olympus E-300 50mmf2.0
by ktokuri | 2005-09-04 10:52 | 想い | Trackback | Comments(15)
トラックバックURL : http://ktokuri.exblog.jp/tb/2634189
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented by obakataityo at 2005-09-04 15:47
より良く生き、よりよく死ぬ。
そのために、現状を受け入れ、身の周り全てに生かされている事を感謝する。
自分のペースを再確認し、大切にする事の重要さを、
今の病を通じて改めて認識しました。
私の父親は50前になくなりましたが、私もよく心の中で父親に相談する事が有ります。
答えは帰ってきませんが、でも、それでいいと思っています。
喜怒哀楽を大切にして、人生を楽しむ、素直な自分でありたいと願っています。
ktokuriさん、御友人のご不幸が続き、お辛い事と思います。どうか、お大事になさってください。

あと、念願の50/2 おめでとうご座います。
撮影を通じて少しでもご自身のお時間の中で癒されますように。

Commented by moo_yoshi at 2005-09-04 15:58
心中、お察しいたします。またご友人のご冥福をお祈りしたいと思います。

私もそうですが、人間生きていれば悩みや迷いもついてまわります。それでも日々自分らしく、また感謝の気持ちも忘れずに生きていきたいものだと思っています。事実は事実として受け止めながらも、うまく気分転換されますように・・・

色のりの良さそうなマクロ、ええですね・・・
Commented by ktokuri at 2005-09-04 16:21
タイチョさん、そうそう、自問自答に近いのかもしれませんが、自分の中にいる記憶の人に相談するのもいいと思います。彼ならどう想ったか、彼女なら何というかとか...。
 人生は表あれば裏ありで、そんなに辛いわけではありません。面白いことばかり書けばいいのだけど、自分の気持ちで何が中心か書くと、こんなことも話題になります。
 このところ悲しい思いもしますが、嬉しいこととても楽しかったことも色々あるのです。ちょっと書くきっかけがなかったり、内緒に出し惜しみしていることもありますから...また、そのうちにボツボツと..
Commented by ktokuri at 2005-09-04 16:23
moo_yoshiさん、毎月のようにこんなこと書いていてすみません。
でも生きていくのはこんなことなのかもしれませんね。昨年は全くなかったので、今年はドカッと来てしまいました。

 マクロレンズ、今度ご一緒する時には持っていきますから使ってみてください。
Commented by obakataityo at 2005-09-04 16:48
入院中に見たテレビで印象に残った言葉
NHK教育7/10 こころの時代「ほんまもんの人生」大津 月心寺 村瀬明道尼師の言葉より

Q:生きる事とは?
A:逆らわない事。思ったとおりに。
  生まれる時も死ぬ時も一人。だから、泣き言は野暮
  だから精一杯、生きる。
  楽しい事と苦しい事は表裏一体
  一尺には一尺の影が有り、五尺には五尺の影がある。

Q:苦しい時
A:苦しいと感じる余裕が有る事を感謝する。
  自分が自分を大切にする事は、他人を大切にする事に通じる。
引用の再掲で済みませぬ。
宗派宗教の違いは有れど、人の心が希求する部分は同じと思います。
Commented by settuya at 2005-09-04 17:35
ご友人のご冥福をお祈り申し上げます。
歳を重ねてくると若いときには見えなかったり感じられなかったことが見えてきてしまいます。そういうことがいいことなのかそうでないことなのかはさて置き、素直に重ねてきた歳と向かい合いたいものであります。
喜怒哀楽をそのまま表にだせるには歳を行き過ぎ、胸にしまい込むにはまだ若い。そういう世代に我々がさしかかっているようです。
だからこそ、自分の心に素直に生きたいなあと思います。
社会のしがらみがなかなかそうさせてはくれませんが(^ ^);;

まだまだ修行が足りませぬ。
Commented by fujiko_mine8 at 2005-09-04 20:52
辛いですね。ご友人のご冥福をお祈り申し上げます。
わたしも、生かされていると思って頑張ってみます。
ところで、写真、キレイですね~こういうの好きです。
Commented by settuya at 2005-09-04 23:09
今になって気が付きましたが..........
マクロ50ミリ、買いはったん?
どうですか?作例とともに感想もアップしてくだされ。
Commented by ktokuri at 2005-09-05 00:47
あのお....今頃...っていう感じですが..摂津屋さんも手にとって見はったではないですか?
マクロ50ミリは結構前に買ってました。ええと、7月はじめぐらいかな。
確かオフラインにも持っていきましたよ。fujikoさんの赤い花、覚えてませんか...
http://pds.exblog.jp/pds/1/200507/11/49/d0023549_2048539.jpg
 うーむ、飲み過ぎはあきまへん(←ってお互い様か (°°)☆\(^ ^)バキッ!)。
 作例というのはブログですから載せるわけにはいきませんが、まあそのうちボツボツと。
 色鮮やかさはなかなかのものですよ。ボケもマクロレンズとしては悪くありません。切れもいいし、良いレンズです。
問題はズームレンズ群の中で、どういうシャッターチャンスに生かすかです。二台ボディがあれば問題はないのですが、なかなかこれをセットして持ち歩くのには思い切りが必要(海外旅行の際に実感しました)。
Commented by settuya at 2005-09-05 09:15 x
あれあれ.................そうでした。
なにか勘違いしているみたいです。
どうもすんまへん。
アルチューハイマーが始まりましたね。(+_+)トホホ
Commented by ktokuri at 2005-09-05 11:35 x
そういうのはボケではありませんから、ハイマーは余計では...
単なる「●●中」...これは私も同じ症状かもしれません。
まあ、あまり最近、このカメラで写真撮ってアピールしてないからかなあ。
Commented by settuya at 2005-09-05 16:49 x
なにかオリンパスから新しく出るレンズの話をしておりませんでしたっけ??

ふぅーむ。
本格的な「○○中」の仲間入りかなあ(^ ^);; 
Commented by ktokuri at 2005-09-05 16:57 x
オリンパスからは毎回色々なズームの販売予定計画が発表されてます。すでに展示会で商品見本が展示されたケースもありましたよね。
それに加えて、単焦点レンズの開発も発表されていて、25ミリと100ミリ?のマクロもリストにあったような。最近ではたしか魚眼レンズの発表もありましたよね?たしか...

 うーむ、●○中の仲間というと、他にも何人かいらっしゃったような...
Commented by なつ at 2005-09-06 10:10 x
ご友人が病の苦しみ、痛みから解き放たれて、安らかに眠られることを心からお祈りします。
私の場合、一昨年、昨年と続いて義父、父を亡くしました。自分の病気のこともありますので、それは「生かされている」ということ、それから、自分に与えらている残りの時間というものを、深く強く想うきっかけになったような気がします。お互い、与えられた時間を充実させたいですね。
Commented by ktokuri at 2005-09-07 03:58 x
 なつさん、ご丁寧にありがとうございました。
 人生の時間を大切にする...というのは頭ではわかっていても、なかなか実際は難しいことです。ついつい、嫌なことばかり考えたり、不安や思い煩いに時間を使ってしまいます。私も気をつけたいです。
<< 通りで聴いた歌..去りゆく夏に... 【中欧の旅7】 チェコ料理で昼食 >>